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森のようちえんの日々



入園をご検討の方へ



園の概要や入園についての重要事項をまとめた資料になります。ダウンロードしてご確認いただけます。

重要事項説明書2024年度版



お申し込み



園見学(体験入園)の後、お申し込みください。



理念



地域とつながり自然とともにある暮らしを大切にする

体験を通して生きる力の根っこを育む

一人ひとりのありのままを尊重し共に育ち合う



保育方針



町の9割が森に囲まれている自然豊かな池田町で、四季を感じ、子どもたちが主体的に過ごすことを大切にして保育を行います。


多様で刻々と変化する自然のなかで、自分の体を使い、好奇心と探究心を思いのままに発揮し、個々の「やってみたい」に寄り添うことで、しなやかな心と体を育みます。


町の人たちがつくりあげている暮らしを仲間とともに体験し、地域や自然とのつながりに気づき、生きていくうえで拠り所となる土台をつくります。


子どもに関わる全ての大人も、体験することで学び、成長する育ち合いの場を提供します。



活動内容



季節を通して、自然のなかで活動します。 薪を集めて焚き火、羽釜でごはん炊き、畑仕事などの暮らしの体験、森あそび、川あそび、虫取りなどの自然体験、何気ない発見を楽しむお散歩や手仕事など、体と五感を使った体験を行います。 


荒天時など野外活動に適さない日は、保育室で製作などに取り組んだり、池田町内の施設にお出かけに行きます。



対象および定員



3~5歳児を対象として、定員15名の少人数縦割り保育を行います。



1日の流れ



9:00〜  登園

9:30   朝の会

10:00〜 午前の活動

11:30〜 お昼ごはん

12:30〜 午後の活動

14:00  終わりの会

14:30  降園

(〜16:00 延長保育)



活動場所



わくラボ(保育室のある施設)、裏庭、裏山、畑、池田町内の森、里地、農地、集落


*集合場所は、基本的にわくラボの裏口です。駐車場は建物裏をご利用ください。

*活動内容によっては、活動場所に直接集合して頂くことがあります。



運営体制



【主催者】

さとやま子育てコミュニティ いけだのそら

代表 酒田真澄美

【責任者】

森のようちえん いけだのそら

園長 酒田真澄美

【住所】

池田町野尻11−3 わくラボ101号室

【メール】

ikedanosora@gmail.com 

【 保育スタッフ】

4名(うち保育士2名)

*常時2名以上を配置して保育を行います。



保育に関わる諸費用



・保育料:37,000円/月(保育料無償化対象 ※1)

・教材費:2,000円  活動内容に応じて別途徴収

・施設費:1,000円

・暖房費:1,000円

(灯油代等、12月、1月、2月のみ)

・保険料:実費を徴収

・延長料金:700円/時間

1日:14時30分〜16時 1,050円 

※1 認可外保育施設なので、保育の必要性が自治体に認められれば最大月37,000円の助成が受けられます。詳しくはお問い合わせください。 



持ち物



【年間を通じて必要なもの】

お弁当、水筒、レインウェア(上下別れたもの)、着替え、子ども用軍手、敷物、タオル、ビニール袋(着替えや、散歩中に見つけたものの保存用)

*持ち物は全てリュックサックに入れ、全ての持ちものに記名をしてください。


【季節によって必要なもの】

水遊び用の靴、防水手袋、スキーウエア



服装



活動しやすい服装(長袖長ズボンが基本)、長靴もしくは運動靴、帽子



長期休暇について



【夏休み】1ヶ月程度。日程については調整中

【冬休み】10日間程度。日程については調整中

【春休み】10日間程度。日程については調整中。



保育参加ついて



私たちが保育を行ううえで大切にしていることを体験して頂くために、保護者の方の保育参加の日を設けます。


日常の保育のようす、園での子どもたちのようすを保育者と保護者が共有して、一緒に子どもたちの育ちをサポートします。


また、保護者のみなさまにも自然のなかで過ごす心地よさを体験して頂く機会にしたいと考えています。



安全管理等について



安全対策・安全管理マニュアルを策定し、それに基づき運営を行います。

個人情報については、『個人情報の使用等に関わる同意書』に基づき取り扱います。



保険の加入について(賠償責任保険)



契約保険会社:損害保険ジャパン株式会社

保険金額:身体1名(1億円)、身体1事故(3億円)、財物1事故(300万円)



園からのお知らせについて



日々のお知らせについては、LINEグループもしくはEmailを使ってご連絡いたします。



活動の記録について



日々の保育のようすについては、活動写真をLINEアルバムで共有いたします。また、子どもたちの成長のようすやスタッフの日々の気づきについて、定期的に保護者のみなさんと共有する機会を設けます。



ご寄付について



森のようちえんいけだのそらの活動をご支援いただける方を募集しています。

詳しくはこちらをごらんください。


2018年の立ち上げから少しづつ仲間が増え、現在9名で親子組(そら組・しずく組)や森のようちえんを運営しています。



まっすー

ー 代表・森のようちえん園長 ー 

福井県生まれ、福井県越前市在住。自然をこよなく愛する2児の母。山や森、そこに関わる人と、まちの人をつなぐ「やまめの会」の企画運営もしている。いけだのそらがこうなったらいい!をさりげなく実行するしっかり者。クールに見えるけど、胸のなかには、「自然とともにある暮らし、そのなかにこそ大切な学びがある」と熱い思いを抱き、たまに無茶する。






みなちゃん

ー wacca cafe代表・保育教諭 ー 

滋賀県生まれ、福井県池田町在住。3兄弟の母。池田町に移住した当時、池田の豊かな自然のなかで幼い長男と次男と共に過ごしてきた経験から、親子が笑顔でいられる心地よい場作りをしたいと、waccaカフェといけだのそら立ち上げに関わる。ふんわり優しい笑顔と声の持ち主。参加者の背中をそっと押してくれたり、隣にきて寄り添ってくれる、いけだのそらのお母さん的存在。






あきもっさん

ー wacca cafeオーナー ー

秋田県生まれ、福井県池田町在住。池田の自然と多様な大人のなかで、子どもたちがのびのび育ってほしいとの想いでいけだのそらを立ち上げる。いけだのそらの子どもたちにも、いつも自分の子どものような視線を向けている。焚き火と火起こしが好き。一歩引いてみんなのことを見守り、自由な運営メンバーを率いて的確な采配をしてくれる、いけだのそらのお父さん。





しんちゃん

ー 森のようちえん副園長・デザイン担当 ー

福井県生まれ、福井県福井市在住。しんちゃんの前だと、大人も子どももリラックスできてしまう自然体のひと。子どもの心が動く瞬間をみつけるのが好き。子どもと接するときは、人として尊重することをいちばん大切にしている。常に子どもたちに囲まれていて、かぶっている帽子はたいてい子どもに取られてしまう。大人からも子どもからも絶大な信頼を得ている、いけだのそらの象徴的存在。






みみさん

ー 畑担当 ー 

福井県生まれ、福井県越前市在住。土に触れることが好き。羽釜ごはんを炊くのが好き。フットワークが軽く、好奇心旺盛。はじめてのことにも何でもチャレンジする!の精神で、創意工夫しながらどんな体験も楽しむ。みみさんの握るおにぎりは絶品。自分が畑で野菜づくを楽しむ姿を連して、子どもたちに食と農の大切さを感じてもらいたいと思っている。






りさちゃん

ー 営業・広報担当 ー

神奈川県生まれ、福井県池田町在住。池田町内外に多数の人脈をもつ。りさちゃんの興味の範囲、引き出しの豊富さは誰もかなわない。説き上手でりさちゃんの話にはみんな引き込まれてしまう。地域を盛り上げたいという熱い想いを持つ。自分が動き、人がつながり、楽しい仕掛けを実行することで生まれるわくわくを大事にしたいを思っている。いけだのそらのアイデアマン。





だいちゃん

ー wacca cafeスタッフ・保育教諭 ー

福井県鯖江市在住。福井生まれではない。釣りが好き、美味しいものが好き。だいちゃんの近くにいると、美味しいものにありつける。気配り上手の働きもの。保育士としての豊富な経験から、お母さんの子育ての悩みにも親身かつ具体的に相談に乗ってくれる。池田町の人や自然に惚れ込んでおり、人と人がつながることを大事にしている。






まいまい

ー 森のようちえんスタッフ ー

森のようちえんに興味を持っていたまいちゃんは、まっすーの誘いで即決しサポートスタッフに。苦手なムシとも向き合い、新たな自分を発見中。ソフトボールとサーフィンで培った運動能力を活かし、ダイナミックな遊びが得意。体育会系で自分に厳しいが、子どもには優しく、絵本の読み聞かせは大人気。素直でまっすぐな心を持ち、人の意見を大切にしながら自分の答えを探している。




みぽりん

ー 森のようちえんスタッフ ー

まっすーに誘われ、サポートスタッフに加わったみぽりん。人が気づかないことにも目を配り、的確にフォローや提案ができるしっかり者。記憶力も抜群で、園長まっすーの失敗も名言もよく覚えている。登山が好きで、子どもと一緒に県内の山々を楽しむアクティブ派。フットワークが軽く、明るい笑顔で子どもたちを包み込む、お姉ちゃん的存在。



2025/03/29_そら組


早春の里山登山。 鯖江市の西山公園につながる長泉寺山に登りました。


朝の会でコミュニケーションをとって、しっかり準備体操をしてから山に入ります。 足元の世界にたくさんの発見をしながらゆっくり進む幼児さんから、ウズウズしながら先を急ぐ小学生まで、1歳から12歳の子どもたちが25人!


大人たちが親子関係なく見守り合いながら進みました。


1人で3人のお子さんを連れて来てくれたお母さんは、 『ここ(いけだのそら)なら連れてこれると思って』と。 3歳の息子さんと一緒だったお父さんは、『息子がたくさん甘えてくれて、一緒に過ごせてよかった』と。


親子だけではチャレンジすることが難しい山登りも、 仲間と一緒だったら行こうと思えます。


親御さんから離れた子どもたちは、 


遅れてくる家族のことを大人と一緒に気にしてくれる小学生

年下の子のトイレに付いていってあげる年長さん

待って〜と言いながらお友達同士で進む幼児さんたち


まだまだ親御さんに手を引かれながら歩く子たちも倒木のトンネルをくぐったり、落ち葉の感触を楽しんだり。


みんな、体を思いっきり使って生き生きとした表情で楽しんでいました。


今年は春の訪れがゆっくりですが、ショウジョウバカマやカタクリも咲き始めていて、「また会えたね〜」と、芽吹きとともに一年が巡ったことも感じることができました。


自然のなか、空のした、親子で、仲間たちと過ごす。


この日も、いけだのそらのそら組らしい、やっぱりこれを大切にしたいよね、と改めて感じる一日でした。


(まっすー)

今年度の卒園の日を迎え、2人の年長さんが巣立っていきました。 


 3年前に開園したときから、ずっと一緒に森に通った園長まっすーの娘と年中の冬に『毎日いけだにいく!』と自分で決めて転園してくれたKちゃん。


 2人と過ごした日々を振り返りながら、スタッフや保護者のみんなと準備を進めてきました。


 手作りの卒園証書 2人が縫った記念品 お母さんたちで縫い上げた染め物のガーランド お父さんと一緒に仕上げたフォトフレーム あたたかな空間のなかで、笑顔と涙、歌声とピアノの音色に彩られた卒園式。 


 娘だけではなく、家族全員を受け入れてくれてとても感謝していますとお話してくれたKちゃんのお父さん、 ただただありがとう、ありがとう、言葉にならないねと何度も伝えてくれたKちゃんのお母さん。 


 森のようちえんに出会ってくれて、心から感謝しています。 


 大人たちの想いが溢れ続けるなか、 卒園する2人は、まぶしいほどに先をみていることが伝わってきたし、いつもの自然体な2人でした。 




 ✻✻ 母として。


 娘と一緒にはじめた森のようちえん。 


 準備などバタバタしていて、自分の気持ちの部分に目を向けることができていなかったけど、卒園証書を渡そうとしたときに、こみあがってきたものがありました。


 園長として園を運営し、保育に入り、園児の母でもあること。 始まる前は、私にできるのかな?と不安もあったけど、 始まってみたら、娘が園児であるということで感じる大変さやしんどさは、ほぼなかったと思います。 


 体調を崩すこともほとんどなく 行きたくないということもなく 私のほうの心が整っていない日も 毎日毎日まず足が森に向かっていた娘に私が勇気づけられたし、彼女と過ごせる時間が本当に幸せでした。 


 娘が森のようちえんが大好きな場所であり続けたのは、スタッフや保護者のみんな、地域の方や家族の支えがあったからこそです。


スライドショーで、過ごした日々をふりかえりましたが、 豊かな環境のなかで、暮らしを主軸に、変化に富む池田の自然を全身で感じる、本当に多様な体験をしてきたと感じます。


でも、私たちを育ててくれてのは、絵になる瞬間だけではなくて、自然に抱かれながら、抱かれていたからこそ紡ぐことができた、子どもたちを見守り、寄り添ってきた時間。 うまくいかないな、どうすればよかったのかな、という葛藤や言葉にするのも難しい気持ち、でも心を尽くして伝え合ってきた、決して美しいだけではない時間です。


その時間の積み重ねが確かに私たちのなかにあるから、 自然や仲間との『つながり』を感じることができるし この子どもたちは『大丈夫』と送り出すことができます。 おめでとう。 ありがとう。 


 未来に向かう2人を、ずっと見守っているからね!


(園長 まっすー)



 2025/03/14_文殊山登山


年少さんから年長さんまで6人の子どもたちとの、今年度最後の山登り。 最高のお天気のなか、歩みを進めます。


途中、分かれ道があり こっちに行きたい子と あっちに行きたい子と どっちでもいい子 分かれることはできない、みんなでどちらかの道に決めるしかない。


多数決で片方の道に決まりかけたとき、『いやだね』 という声が聞こえてきました。


いやな気持ちで進むのはよくないね、ともう一度みんなの気持ちを整理。


なぜこの道がいいのか、 自分の気持ちや理由をみんなに伝えます。


そうやって気持ちを出していくと、 揺れながら、今ここで大事なことがみえてくる。


こっちがいい! と譲らなかった2人の子は、そのうちお互い相手が示した方でもいいよ、と気持ちが変化してきました。


そして、1人の足が、最初に主張した方とは反対の方向に動き出し、行こう、となりました。 最初とは違う道でいいよと言ったその子に、あっちの道でよかったの?と後で聞いてみたら、『うん!!』とすっきりした笑顔。 みんなで展望台まで登りきりました。


遠慮とか、ゆずるとか、しょうがなくとか、そういうことではなく、そのときのほんとの気持ちを伝えてみる、みんなでほんとの気持ちを出し合ってみる。そして、ほんとの気持ちがまざりあって、みんなにとっての選択がみえてくる。


少し時間がかかってしまって、 山頂にいく時間がなくなってしまったけど、登頂するよりも大切な時間した。


自分のきもちも相手のきもちも大切にすること そのときの最善の方法や選択をみんなで導き出すこと 幼児たちにもできます。


(大人ももちろんお手伝いをしますが、決めるのは子どもたち) 


 もちろんうまくいかないこともあるけど、 何度も繰り返して掴んでいく。 年少さんが、下山後に 『てっぺんまでいきたかったー!!』と言っていて、 そんな気持ちも大切。


その気持ちでまた、登ろう。

森のようちえんいけだのそらの来年度新入園児の親御さんが、園に提出して頂く書類のなかで「園へのご要望があればご記入ください」の欄に以下のような文章を寄せて下さいました。


私たち両親も子どもと一緒に育っていけたらと思っています。 スタッフのみなさんや他のお父さんお母さんと共に子育てができるということがとても心強いです。 よろしくお願いします。


 長男が幼稚園に入園したとき、私はそんな風に思っていなかった。 (長男は私立幼稚園に通いました) 森のようちえんはこんな場所ですよ、 大切にしているのはこんなことですよ、と何度もお伝えしたけれど、 しっかり受け止めて下さっていること、 子育てとは、まわりの大人も育っていくことだという想いが真ん中にあるのが伝わってきて、 とっても心強く感じました。


子育ては、立ち還ることができる『軸』がみえてくると、楽になる、という言い方は簡単にできませんが、 迷うことが少なくなるのかなと思います。


春から、5人の園児さんとそのご家族をお迎えするのが楽しみです🌸


(園長 まっすー)

2025/03/03_森のようちえん


ひな祭りクッキングの日🌸 


それぞれ好きな具材をのせるちらし寿司とお味噌汁をつくりました。


自分のやりたいに集中し、 美味しく、楽しく、存分にやりきった子どもたち。


ひとりの園児さんのお母さんが、お子さんのことばをシェアしてくれました。


帰りの車内で、

「今日すご〜くたのしかった!◯◯の頭の中には今は宇宙じゃなくて、いけそらがひろがってる!」と言ってました🙌✨

彼の頭の中はいつもは宇宙が広がってるらしいですが、今日は楽しかったからいけだのそらが広がってるらしいです❣️

何よりなことで、母はうれしい気持ちになりました🩷
いつもありがとうございます🙏✨


宇宙が広がっているのもとてもすてきだと思いますが、楽しかった1日が、そんな表現となって彼のなかからでてくることがすごいなぁと思います😊


2025/02/28_森のようちえん


この日は、卒園証書にするための和紙の紙漉きの日でした。


朝イチ、車から降りてこなかった年長Kちゃん。

お母さんに、Kちゃんはなんて言ってるのか聞いてみたら、卒園するのが寂しい、と言っているとのこと。


まっすーが車にようすを見に行くと、みつかった!みたいな笑顔ではあったので、ドアを開けてもいいか聞いたら、いいよとのジェスチャー。


ドアを開けて話を聞いてみました。やはり、『卒園が寂しい、卒園のことを考えちゃうから卒園証書の紙漉きをすると寂しい気持ちになっちゃう』と言うKちゃん。


・・そうだよね、まっすーも寂しいよ。寂しい気持ちになりたくないの?と聞いたら、『なりたくない』と。


それなら紙漉きはしない?と聞いたら、するよ、とは言う。小学校でもね、あそんだりもできるみたいだよ、と話してくれたりもして、 卒園後の新しい生活へのドキドキも入り混じっているようす。


途中年中のFくんが来てくれて、 Kちゃん、卒園するのが寂しいんだって、という話をして、 卒園しても、いつでもまたみんなと遊べるよ、仲間だよとまっすーが伝えたら、 Fくんも、『そうだよ、ずっと仲間だよ』と一緒に話してくれました。


そんな話をして少し落ち着いてきたので、 紙漉きするのなら、時間が決まっていて、係の人が今待っててくれてるんだ、と伝えたら、『わかったよ〜!』 と車から出てきてくれました。


その後は、みんな協力してくれてすばやく朝の会をして、Kちゃんと年長さんは紙漉きへ。 2人とも、昨年の紙漉きはみているし、係の方と一緒にとってもスムーズに作業が進み、手形のまわりに各々好きなピンクと紫の色が広がった、オリジナルのすてきな和紙ができました。


紙漉きした後はお弁当を食べて、お散歩したり、まだ雪が残る公園でみんなであそびました。


雪にはまってしまった年少さんを、みんなで引っ張って助けようとしたり、長靴を掘り出してあげたり。 みんなに助けてもらったSくんは、足ぼそを運んでくれたМくんのお弁当箱を片付けてあげていました。


異年齢のお友達のなかで、いろんな体験や感情をとことんみんなで味わっている子どもたち。 それぞれが、雪どけとともに次のステージに進みます。



2〜3歳のお子さんが3人参加してくれた、この日のしずく組の絵本の時間。


Yちゃんがみんなで見ていた絵本を 『こっちで読む!』と持っていきました。


『こまるねぇ』 と、他のお友達。


Yちゃんは、どこで読みたいの? と近づいて聞いたら、また絵本を持って歩いて進んでしまう。 行ったりきたりするYちゃん。


他のお友達と、『Yちゃんはどこにいきたいのかな?』と、話しながら少し離れて追いかけます。


どうするのかな? どうしたいのかな? 心は決して離さず、少し離れてようすを見守る。


しばらくしたら、 『(読んでも)いいよ』と絵本を渡してくれました。


自分のなかで、自分の気持ちに区切りをつけることができたYちゃん。


その後はまた、みんなと絵本をみました。 お母さんたちが、強い誘導や声をかけることなく見守ってくれていたので、子どもたちの心の動きと向き合い、待つことができました。


小さな社会のなかで、子どもたちのこころは揺れながら育っていきます。


(園長 まっすー)


2025/2/19_森のようちえん保護者ミーティング 


森のようちえんでは、月に一回、 保護者全員とスタッフ1〜2名が参加する保護者ミーティングの日を設けています。


園やご家庭での子どもたちのようす、親御さんの心身の状態、保育内容などを丁寧にシェアする大切な時間。


2月の保護者ミーティングでは、年間を通して子どもたちと取り組んだ染めものの布をチクチクしながら、子どもたちの話をたくさんしました。


これらの布は、 実は卒園式に飾るガーランドとして使う予定。


紐を通すための穴をみんなで縫ったのでした。


森のようちえんでの日々を感じることができる布で卒園式を彩りたい、またその布は、お母さんたち全員でつくりあげたい、と手仕事部長のまいちゃん中心に進めてきた染めもの。


サクラ染め 野草のたたき染め アイの生葉染め クロモジ染め そして、先日のタマネギ染め 5種類の染めものの布が完成し、もうすぐ卒園式となった今の時期、 園の在籍期間はみんな違いますが、 母たちを包む空気感がふんわりまとまったものになってきます。


笑い合い、心の内を分かち合い、助け合って、育ち合う仲間。


卒園後もきっと、つながりが続いていく。


子どもたちにとっても『親身』になってくれる、多様な大人がいることはとても心強いことです。


子どもたち、また、大人たちも、 まわりの『人』という環境に大きな影響を受けます。


『誰と』子育てするのかがとても大切だと思っています。


(園長 まっすー)


今週はお天気にも恵まれ、菅生地区の森、須波阿湏疑神社、フォーシーズンテラスなど、池田町各地で毎日雪あそびを楽しみました。


毎日、1日中、雪あそび、と言っても、そんなに遊べるもの?と思うかもしれませんが、 子どもたちは、本当に多様な遊び方をしています。

・とりあえず雪山に上る

・そして滑る

・お尻で滑る、ソリで滑る、腹ばいで滑る、スノボー風に滑る、など滑り方もバリエーション豊かに、ひたすら上って滑る (大人∶ついていけない) 

・そのうち、スコップで掘る 

・とにかく掘る

・かまくらを作る

・かまくらに入る (大人∶一緒に入れてもらう)

・水路が近くにあれば、雪を投げ入れる

・流れていくようすや溶けるようすを観察する

・そしてまた、気が済むまで雪をひたすら水路に入れる (大人∶そんな子どもたちを観察)

・雪玉を作る 

・雪合戦、お団子やさん、雪だるまなどに変化 (大人∶本気でたたかう、一緒につくる)

・バケツに雪をつめて、ケーキをつくる

・デコレーションをする (大人∶一緒につくったり見守ったり)

・雪の上についている動物の足跡を追いかける

・何の動物か想像する (大人∶これは大人のほうが夢中になったりする)

・除雪車が固めた不規則な形の山を海賊船に見立てる

・まわりは海と想定する

・そこで戦いが始まる

・気がつくと海賊船が飛行機になっている (大人∶子どもの世界観に入る)

・気温が上がり、雪が緩むとがぼる

・子ども同士でたすけて〜とわかった〜と助け合う (大人∶がんばれ〜と声をかける、一緒にがぼる)

・雪の上に座る、寝る (大人∶得意分野)

・雪を食べてみる (大きな声ではいえませんが、、)


雪国で生活していると大変なこともありますが、雪は、子どもたちにとても豊かな体験を提供してくれます。


また、池田や下流のまちを潤す水源にもなり、 雪国だからこその知恵や文化が息づいている。


日々野外で活動していると、この環境が当たり前にあることに本当に感謝だなぁと感じます。


(園長 まっすー)



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